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・・・江戸しぐさ(141号 2006年6月)

ミスターリサイクル
 もうすぐ梅雨ですね。梅雨は苦手です。そして満員電車の中の濡れた傘はさらに苦手です。電車の中は湿気ムンムン、濡れた傘をズボンに押しつけられた日には、朝からブルーな気持ちでいっぱいになります。皆さんはいかがですか。
 突然ですが、もし、傘を差している時、細い路地で向こう側から人が来たらあなたならどうしますか? 江戸時代には相手に迷惑が及ばぬように、お互いに傘を外側に傾ける「傘かしげ」というしぐさがあって、江戸時代の町民たちの公衆マナー「江戸しぐさ」というそうです。
 東京では、この「江戸しぐさ」を小中学校の道徳の時間に取り上げているらしく、そのかいあってか「下校する学生が横に広がって歩いていて迷惑」といった地域の苦情がなくなったのみならず「道で会うとあいさつする子が増えた」と評判は上々。「あれをしなさい、これをするなというより、江戸っ子らしく粋にやろうといった方が、子どもたちも納得してくれます」と、学校の先生は話しているそうです。
 何をするにも理由もわからずに強制的にやらされるのでは、いい気持ちはしないでしょうし、やりたくもなくなります。東京の子どもたちは、他人を思いやる気づき、気働きの行動を「江戸しぐさ」から学ぶことで、「なぜやらなければならないのか」を知ったのでしょう。
 さて、横浜ではG30の分別収集が2年目を迎えています。「なぜ、新聞と雑誌は分けなければならないのか」、「なぜ、缶・びん・ペットボトルは、すすがなければならないのか」、「なぜ、牛乳パックは開いて洗って乾かさなければならないのか」をここらでもう一度おさらいしてみてはいかがでしょうか。

【おさらいに役立つ本誌バックナンバー】
127号特集:古紙はまた紙に生まれ変わるんだ!
136号特集:缶、びん、ペットボトルの分別を再確認!
*バックナンバーをご希望の方は編集室までご連絡ください。

ここ1年ほど五本指ソックスを愛用中。絶対オススメです、水虫に悩む貴兄には特にね。
あ、ぼくの足裏は玉の肌です。
ミスターリサイクル
※月刊リサイクルデザイン141号(2006年6月)、142号(2006年7月)、143号(2006年8月)に掲載。