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「なぜ(why)」と「どうやって(how)」(150号 2007年3月)

ミスターリサイクル
 みなさんは、元・米副大統領アル・ゴアさんの『不都合な真実』をもうご覧になりましたか?地球温暖化問題に関するスライド講演を映画化したもので、これまでアメリカをはじめ、ヨーロッパやアジアで行った講演の回数は、1000回を超えているそうです。内容についてはここで細かくは触れませんが、環境問題に興味のあるかたに観ていただきたい作品のひとつです。
 映画の中で、「環境問題は、過去30年間、ずっと考えてきたテーマ。いかに効率よく伝えていけるかを考えたとき、個人単位、コミュニティ単位で語りかけることこそが大切だと思ったのです」とのコメントが出てきます。ここから世界中で1000回を超える講演会が始まったのです。

 私事で恐縮ですが、リサイクルデザインでは小学校の子ども達に向けて『移動リサイクル教室(出前講師)』を4年前からおこなっています。
 きっかけは、小学校で習っている環境問題の授業の中でわからないことがあり「リサイクルのことを誰に聞いていいかわからないで困っていたときに、リサイクルデザインを見つけて電話をしました」という小学生の電話でした。
「どうやって、リサイクルするのですか?」という質問について回答するのは難しくはありません。しかし、せっかくリサイクルに興味をもってもらったので、それっきりで終わらせたくはありませんでした。
 けれども、もともとリサイクルの取り組みなんて華の無い地味な作業です。その地味な作業を繰り返すことが地球にとってなぜ必要なのか、ということを子ども達に伝える方法を考え、試行錯誤し、リサイクルデザイン独自の『移動リサイクル教室(出前講師)』が誕生しました。
 さて、先日、横浜市から発表された中期計画の普及啓発・環境教育(ごみ問題とリサイクル関連)の強化の覧に『全小学校を対象とした計画的な出前講座の実施』というものがありました。願わくは「どうやって?」だけではなく「なぜ?」が子ども達に伝わりますように・・・

ミスターリサイクル