Mr.Rの3Rばんざい：「ごみ」じゃ愛せないでしょ！

 仕事柄、メディアの取材を受けることがあります。先日とあるテレビ局がやって来たときの会話‥‥。
ディレクター：
 「Mr.Ｒさん、ここに集められた新聞などの資源ごみは、どこに輸出するのですか？」
Mr.Ｒ ：
 「ちょっと待ってください。ごみを輸出なんてしていませんよ。ごみを輸出したら
  バーゼル条約違反で国際問題になっちゃいますよ」
マスコミの皆さま、「資源ごみ」と呼ぶのをそろそろやめませんか？

 日本人は、どこまで捨てることに慣れてしまったのでしょう。
「ごみから資源を分けることが大事です。」と有識者と言われる人がしゃべっているのを聞いたことがあります。
 ごみは、利用価値のないモノです。その中から拾い出して分けるものが資源だとしたら、資源を大切にする気持ちなんて生まれないでしょう。
 いつのまにかわたしたちは、モノを色々工夫して活用する生活の知恵を忘れてしまいました。それは、溢れかえるほどの大量のモノに囲まれて暮らすことに狎れてしまったからかもしれません。
 １９７０年代はじめ、某大手広告代理店は「戦略１０訓」なるモノを提唱していました。そろそろ「消費は美徳」のキャッチフレーズから卒業してはいかがでしょうか？

「戦略１０訓」
１．もっと使用させろ
２．捨てさせろ
３．ムダづかいさせろ
４．季節を忘れさせろ
５．贈り物をさせろ
６．組み合わせで買わせろ
７．きっかけを投じろ
８．流行遅れにさせろ
９．気安くかわせろ
10．混乱を作り出せ