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ペットボトルは燃やしたほうがいい!って、ホンマでっか?(161号2008年2月)

ミスターリサイクル
 環境問題についてのテレビ番組を見た知り合いから「これってホント?」という質問があったので、わたしなりの意見をひと言。

〈ペットボトルは燃やしたほうがいい!?〉
 ペットボトルは炭素、酸素、水素からできていて、燃やすと二酸化炭素と水になり、基本的には無害です。一方、リサイクルするためにはエネルギーを消費します。けれど、だからと言って「安全に燃やせるからバンバン使おう!」っていう考え方は問題じゃないの? それこそ資源のムダだと思うけど。

〈北極の氷が溶けても海面は上昇しないから温暖化は問題ない!?〉
 アルキメデスの原理の通り、水に浮いている氷が溶ける場合、水の体積増加分と氷の水没体積減少分が等しくなり水位は変化しません。だから、水に浮いた北極の氷が溶けても海面は上昇しません。でもちょっと待って。溶けるのは陸上の氷河、永久凍土などもあるからその分、海の体積が増えるのでは? 第一、海面上昇は温暖化によるたくさんの影響の中のひとつに過ぎず、やはり温暖化は問題でしょ。

〈森林保護のため割りばしをどんどん使おう!?〉
 従来、割りばしは製材後に残る端材や間伐材(森林を管理するために間引かれた木)で作られてきました。しかし現在、国内で使われる割りばしの約98%は中国製。つまり、割りばしを使えば使うほど中国北方や東南アジアの自然林を使い捨てることになるわけ。もちろん、値段は高いけれど国産の割りばしを使ったり国産材の家具や家を建てれば、間伐材の利用が促進され日本の森林を保護できるんですがね!
ミスターリサイクル